ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2010.7.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
鯨の骨を保存へ
6月17日、東ダバオ州サンイシドロの海岸に打ち上げられたマッコウ鯨の死体が見つかったが、同州政府は保存方法などの検討に入った。28日に開かれた漁業水資源庁はじめ環境省、観光省、沿岸警備隊などの地元担当者との協議で、東ダバオ州当局が保存に熱意を表明、関係機関で協力していくことになった。
骨収集専門家の1人は「鯨の歯は珍しく、観光の目玉になるだろう」と指摘した。また大型生物に関する教育の手助けになろうと述べた。
鯨は発見以来、既に2週間が経過、腐敗が進行しており、同州を中心とする関係機関は、鯨を解体して肉と骨を切り分け、死因、年齢などを究明した上、骨は保存する方針。その他の部位はサンイシドロの海岸に埋めるという。(29日・ブレティン)