ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2004.11.15|政治 (politics)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ダバオ市長ほえる
「米国人は、フィリピン人を靴拭きマット扱いだ」︱︱。ドゥテルテ・ダバオ市長は7日、市で開かれた放送関係者フォーラムで怒号した。比米合同軍事演習に市を使わせないという意思表明だ。
市長の反米感情は二年前の出来事から。マイケル・マイリングなる米国人男性が市内のホテルで爆発事故を起こすと、米連邦捜査局(FBI)要員が警察の取り調べもさせず、連れ去った。どうやらCIA(米中央情報局)関係者だったらしい。以後、主権無視と怒りが収まらない。
「米軍がイラクで女子供を殺すのは勝手だ、しかしダバオでは許さない」と息巻いた。
リシャドニ駐比米大使が同市を訪問した際、市長はマレーシアに外遊中。その後、米大使館員に会おうともしない。(8日・インクワイアラー)