台風ヨランダ(30号)
被災者向け共同仮設住宅227棟が完成。追加分の23棟も2月中に完工予定
台風ヨランダ(30号)被災者向けの共同仮設住宅227棟が12日までに、レイテ、東サマール、サマール各州で完成した。追加分23棟も2月中に完工し、政府の用意する仮設住宅建設は計250棟で終了する。総工費は約2億1千万ペソで、全棟完成は当初予定の3月から約1カ月早まった。
公共事業道路省によると、完成した227棟の約6割、138棟はレイテ州タクロバン、オルモック両市とパロ町に建設された。残りは、東サマール州の51棟とサマール州の38棟。
追加分の23棟は、レイテ州で11棟、東サマール州で12棟がそれぞれ建設中。
227棟のうち135棟は既に社会福祉開発省に引き渡され、約1300世帯が入居を済ませたという。
1棟当たり入居世帯数は当初、24世帯だった。しかし、国内外の支援団体から「狭すぎる」との指摘が出たため、12世帯に減らされた。
建設費は1棟当たり約84万6千ペソで、250棟の総額は2億900万ペソ。