台風ヨランダ(30号)
[ 325字|2014.2.13|気象 災害 (nature)|ビサヤ地方台風災害 ]
ADBがタクロバン市に復興のための事務所を開設。総裁が現地で声明発表
アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁は11日、台風ヨランダ(30号)被災地のレイテ島タクロバンなどを訪問し、現地にADB事務所を開設したことを被災者へ向けて発表した。総裁は被災現場の状況を目の当たりにし、復興を強く進めていかなければならないと痛感したという。
ADBの現地事務所は援助先や使途をめぐってきめこまかな調整などにあたる。
ADBは、新たな雇用を創出できるような学校や医療施設といった社会インフラや、災害対策を支える地方政府への支援にも力を入れる。現在までに、ADBは緊急支援や長期復興資金も含め総額9億ドルの支援を承認している。
総裁は「フィリピンは我々のホームでもある。被災以前よりも良い環境を構築していく」と約束した。