台風ヨランダ(30号)
アキノ大統領、台風などで被災したミ、ビ両地方を閣僚7人と共に再訪問
アキノ大統領は22日、台風などで被災したミンダナオ、ビサヤ両地方を閣僚7人と共に再訪問した。アキノ大統領は同日、ミンダナオ地方サンボアンガ市で「早期復興には団結と協力が必要」と被災者に呼び掛けた。
アキノ大統領は同日午前、昨年12月に同地方を横断した台風パブロによって被災したコンポステラバレー州を訪れた。その後、モロ民族解放戦線(MNLF)初代議長派による市街地占拠事件が起きた同地方サンボアンガ市に移動し、被災者向けの仮設住宅を視察した。社会福祉開発省によると、同事件では約2万4千世帯11万人が影響を受け、現在も約4900世帯2万3千人が避難生活をしている。
サンボアンガ市訪問後、大統領は台風ヨランダ被災地のビサヤ地方レイテ州タクロバン市を再訪し、復興の進展状況を確認した。大統領は、仮設住宅を視察した後、同日午後5時半ごろ、被災地から首都圏に向けて出発した。
今回、大統領の視察に同行したのはソリマン社会福祉開発長官、ガスミン国防長官、シンソン公共事業道路長官ら。
大統領が台風パブロの被災地を訪問するのは昨年12月以来2回目。サンボアンガ市へは事件発生直後の9月。また、台風ヨランダの被災地へは被災直後の11月にも訪れた。