台風ヨランダ(30号)
ペティリア・エネルギー長官、被災地の電力を12月24日までに復旧すると明言
エネルギー省のペティリア長官は18日、台風ヨランダ(30号)よる被害で停電が続く被災地の電力を、クリスマス前の12月24日までに復旧すると明言した。ペティリア長官は「25日までかかったら、辞職する」と決意を語った。
エネルギー省は当初、復旧完了時期を年明け1月に設定していたが、ペティリア長官自らが12月に変更した。同長官は「電灯がないクリスマスを過ごすのはつらい。全力を尽くせば、実現可能だ」と強調した。
クリスマス前の電力復旧の対象は、道路整備が終了し、交通手段が確立された地域で、遠隔地の集落での復旧は時間がかかるとしている。
同長官によると、被災地では、国家配電会社(NGCP)の送電鉄塔160塔が倒壊しており、うち134塔がパナイ島に集中しているという。
アバド予算管理長官は18日、財務省が管理するマランパヤ基金から、台風被災地の電力復旧事業費を支出すると発表した。