台風ヨランダ(30号)
世銀、被災地復旧・復興支援に5億ドルの有償援助を表明
世界銀行は18日、台風ヨランダ(30号)の被災地の復旧・復興に5億ドルの有償援助を表明した。
援助は、仮設住宅の建設、がれきの撤去、貧困層被災者の短期雇用などに加え、比政府による被害状況の評価と長期的な復興計画策定の支援、その後の復興に役立てられる。また、世銀の専門家が、暴風雨や洪水に強い民家や保健・医療施設、学校、公設市場の構造や設計で技術的なアドバイスを提供できるという。
世銀の小西基夫比局長は「異常気象による被災頻度が高まっている比で、リスクを軽減するため建物や道路を強化することは非常に重要だ」と述べた。
一方、サウジアラビアのアブドラ・ビン・アブドルアジズ国王は18日、在リヤド比大使館を通して、被災者支援に1千万ドルの供与を表明した。
また、米国、欧州委員会(EC)は同日、緊急援助をそれぞれ、1千万ドル、700万ユーロ増額すると発表した。