台風ヨランダ(30号)
[ 335字|2013.11.19|気象 災害 (nature)|ビサヤ地方台風災害 ]
太平洋戦争中、父親を比で亡くした男性が、義援金20万円を在日比大使館に寄贈
太平洋戦争中、父親がフィリピンで戦死した福岡市在住の男性がこのほど、台風ヨランダ(30号)被害の義援金20万円を在日フィリピン大使館に贈った。
義援金とともに送った手紙の中で、70歳前後とみられる男性は「一日も早く全世界の方々より救援の手が差し伸べられ、元気を取り戻すことをお祈り申し上げます。心ばかりの資金ですが、お役立てて下さい」と被災地へ寄せる思いをつづった。
さらに、「私の父は先の大戦で比に大変な迷惑をかけ、今なおルソン島(イフガオ州の)フンドアンの山の中で眠っていることと思います。私は、生まれて3カ月で出兵した父は知りませんが、貴国には大変お世話になっております。自然災害が多く大変なことの連続ですが、全国民一体となって頑張って下さい」と続けた。