台風ヨランダ(30号)
日本大使館、レイテ、サマール両島の在留邦人133人のうち、30人の無事確認
台風ヨランダ(30号)被害で、在フィリピン日本大使館は12日までに、甚大な被害を受けたビサヤ地方レイテ、サマール両島在住の日本人133人のうち、30人の無事を確認した。残り103人は、通信網のまひなどで連絡が取れておらず、安否確認を続ける。
同大使館からの情報を元に、12日午後に会見した菅義偉官房長官によると、133人のうち約110人はレイテ、南レイテ両州、残りはサマール、北サマール、東サマール各州在住。比人と結婚後、移住した人がほとんどを占めている。
無事が確認された30人は「電話がつながりにくいため、現地の方からの情報で安否が確認された」(同官房長官)という。
国家災害対策本部によると、台風ヨランダの被災地は、ミンダナオ北東部やレイテ、サマール、セブ、パナイ、ミンドロ、パラワン各島などの計41州に及んでいる。
同大使館は、レイテ、サマール両島以外についても、在留邦人の有無や安否の確認を続けている。