台風ヨランダ(30号)
[ 286字|2013.11.11|気象 災害 (nature)|ビサヤ地方台風災害 ]
被害が甚大なレイテ州タクロバン市内では遺体が路上に転がり、異臭漂う
猛烈な台風ヨランダ(30号)の直撃を受けたレイテ州の州都タクロバン市内に10日午後入ったマニラ新聞記者からの衛星電話を使った一報によると、市内の路上にはあちこちに複数の人の遺体がそのまま放置され、付近には腐臭が漂っていた。犬や豚の死骸もみられた。崩壊した家屋や倒れかかる電柱や垂れ下がった電線もそのままで、台風の威力のすさまじさを物語っていた。
衛星電話による通話がつながったのは、この一報だけで、「遺族の話も聞き、これから写真と原稿を送る」という連絡を最後に通話が不能となった。
同記者はセブ州のセブ・マクタン国際空港からセスナ機でタクロバン空港に着陸した。