台風ヨランダ(30号)
台風被災者に対し安部首相が哀悼の意を示したほか、米英加が緊急支援を発表
ビサヤ地方を横断した猛烈な台風ヨランダ(30号)による甚大な被災状況が明らかとなる中、安倍晋三首相は10日、アキノ大統領に対し緊急メッセージを送り、多くの犠牲者と被災者が出たことに哀悼の意を表明するとともに、必要な支援を送ることを約束した。岸田外務大臣もデルロサリオ外務長官に対して同様のメッセージを送った。
英国政府は同日、台風被災者約50万人分の一時避難所や給水施設の設置、ビニールシートや掛布など総額600万ユーロ(約4億1400万ペソ)の物資支援を実施すると発表した。
また、在フィリピン米国大使館も同日、フィリピン政府に対し、財政支援として10万米ドルをすでに送ったことを明らかにした上で、被災地の沖合海上における米軍による不明者捜索など人道的な救助支援を行うことを明らかにした。
一方、カナダ政府も同日、被災地における緊急避難所の資材、食糧・水などの救援物資を配布する人道支援団体に対して総額500万カナダドル(477万米ドル相当)を提供すると発表した。