サンバレスなどにニッケル工場建設へ
[ 316字|2024.5.14|経済 (economy)|econoTREND ]
セフェリノ・ロドルフォ貿易産業次官兼投資委員会専務理事は10日、複数の外国人投資家がフィリピンにニッケル精錬工場を建設することを検討しており、マルコス大統領の任期中に三つの精錬工場が操業を開始する可能性があることを明らかにした。同次官によると高圧硫酸浸出法を利用する精錬工場の建設には約2年が必要。建設予定地としてサンバレス州とスリガオ地域、パラワン州の3カ所が注目されているという。投資額は30~50億ドル規模と推定されている。地政学的な問題やサプライチェーンを整備するためにも比へのニッケル精錬事業の移管が注目を集めているとし、特に中国、豪州、米国、日本、韓国の投資家が進出に興味を示しているという。(11日・マニラタイムズ)