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　28日の為替取引で対ドルのペソレートが一時59ペソ台に突入するなど過去最安値を連日のように更新しているが、ＩＴおよびビジネスプロセスアウトソーシング（ＢＰＯ）業界団体のＩＢＰＡＰのジャック・マドリッド会頭は、ペソ安が比国内のＢＰＯ業界にとって短期的に追い風となっているとの認識を示した。同会頭によると、比のＢＰＯ業界の顧客の７割は北米企業であり、15％がアジア太平洋地域となっている。比のＢＰＯ業界の年間総収入は現在の300億ドル規模から28年には590億ドルと倍増し、正規従業員数も21年末時点の144万人から250万人まで拡大する見通し。（29日・インクワイアラー）