ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 333字|2011.9.19|経済 (economy)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
海藻生産の復権を
ミンダナオ地方サンボアンガ市で12日開かれた第1回イスラム教徒自治区(ARMM)海藻会議は、海藻生産の復権を申し合わせた。農務省のサラコップ次官は、この席で「もう一度、輝かしいフィリピンの海藻の時代を取り戻そう」と出席者に呼び掛けた。
ワカメやコンブなど海藻の生産では現在、インドネシアが世界1位で、背景には比が海藻の加工品である食品添加物カラギーナンの生産に重点を移したことがあるという。カラギーナンはアイスクリームや乳製品、飲料、ソースなどの添加物として知られる。
同会議は、世界市場での比のシェアを増やすため生産性や製品の品質を高め、融資も含めた新対応策を検討する目的で開かれた。ARMMの海藻生産高は比全体の26%を占めるという。(14日、スター)