ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 336字|2011.4.11|経済 (economy)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
化学薬品締め出し
東ビサヤ地方のココナツ林で大発生している害虫の駆除について、比ココナツ庁では、昨年から化学薬品に頼らず生態系を活用した対策をとることに踏み切った。
雑食性のハサミムシや寄生捕食性があるスズメバチを使い駆除する方法。このほどレイテ州ハビエル町で開かれた関係者の対策会議で同事務所のニエバ部長が説明した。
同部長によると、害虫が大繁殖しているのは、レイテ州アルブエラ、パロポン、タバンゴ各町のココナツ林で、総計64万1千本ほどが被害に遭っているという。同部長は化学薬品を締め出した理由について①薬品は高価②自然環境の汚染③持続性がない︱︱を指摘。また、長期的にはココナツ林を「隔離して管理する」方法などを挙げた。(5日、ビジネスワールド)