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　ミンダナオ地方南コタバコ州タンパカン町の違法炭鉱で地滑りが起き、炭鉱員４人が死亡した事故を受け、タンパカン町ではこの炭鉱を閉鎖する方向で検討に入った。事故は同町のバランガイ（最小行政区）プラバトにある零細炭鉱で、数日間降り続いた豪雨の後で起きた。付近一帯の地滑りのため、坑道入口がふさがれたが、炭鉱内にいた６人のうち２人は泥土の中から救出され、病院に運ばれて命をとりとめた。この炭鉱は名ばかりで採掘許可も受けていなかった。

　同州では「タンパカン鉱山プロジェクト」の名で知られる金、銅の採掘が大規模に行われている一方で、今回のような違法採掘も後を絶たず、他にも危険と紙一重の炭鉱が数多く見受けられるという。（４日、ビジネスワールド）