「自由 二度と明け渡すな」 独立126年式典で大統領
[ 1227字|社会 (society) ] 無料独立記念日にマルコス大統領が「父祖が勝ち取った自由を守れ」「ラインを越えようとする者から国を守れ」と強いメッセージ
フィリピンのエミリオ・アギナルド初代大統領がカビテで独立宣言を出してから12日で126周年を迎えた。マルコス大統領は同日、マニラ市リサール公園で開かれた記念式典で「建国の父」ホセ・リサール像にブラウナー国軍参謀総長、ナクピル比国家歴史委員長と共に献花。国民に向けたメッセージで、「われの父祖が奮闘の末に勝ち取った自由を守り、脅迫、制服、抑圧の脅威に二度と屈服しないことは、国民一人ひとりの義務だ」と強調。さらに、独立記念日に大統領府で開かれる食事会では各国の外交使節と閣僚を前に、「ラインを越えようとする者からあらゆるものを防衛する」と述べ、南シナ海で中国の圧力が強まる中、強いメッセージを打ち出した。