エスコダ礁の比巡視船孤立 PCG補給任務を中国が妨害
[ 1282字|政治 (politics) ] 無料エスコダ礁を監視しているPCG「BRPテレサマグバヌア」への補給任務を中国船団が阻止。食料備蓄が危機的状況に
フィリピン沿岸警備隊(PCG)のタリエラ報道官(推将)は26日、公式X(旧ツイッター)で、南シナ海で中国による新たな人工島造成の兆しが見つかっているエスコダ礁(中国名・仙賓礁、国際名サビナ礁)を監視するため長期停泊している同隊の97メートル級巡視船「BRPテレサマグバヌア」(日本供与)に対する食料・必需品の補給任務を行おうとした44メートル級PCG巡視船2隻が、中国の海警局船や中国海軍、民兵船などからなる計40隻の船団による妨害を受け、補給任務が阻止されたことを明らかにした。比の排他的経済水域(EEZ)内にあるエスコダ礁周辺で展開されている中国船の数が最近急増しており、同礁を監視するため現地に留まっているテレサマグバヌアの孤立がより鮮明となっている。