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3月21日のまにら新聞から

防火月間

 [ 1302字|社会 (society) ] 有料

消防車や消防士が大幅不足。消火活動を行う民間団体への依存が続き、対応は後手に

 フィリピンでは3月は防火月間。夏期入り間近で連日気温が高まっているため、首都圏では火災が相次いでいる。しかし、首都圏で最大人口(約165万人)を抱えるマニラ市では、必要とされる消防車台数の33%しか機能しておらず、商業の中心地、マカティ市でも63%。故障車の修理が追いつかず、新規車両の調達が進んでいないのがその理由で、消防士の人数も必要水準を大幅に下回っている。このため民間団体による消火活動に頼らざるを得ない状況が続いており、対応は依然として「後手」に回っているのが実情だ。