6人殺傷事件
[ 1081字|社会 (society) ] 有料比人6人を殺傷したとして邦人男性が起訴された裁判で、半年間裁判進まず
首都圏マリキナ市とルソン地方リサール州サンマテオ町で、フィリピン人の元妻の親族ら6人を銃撃し、3人を殺害、残り3人に重傷を負わせたとして、松尾国光被告(56)=本籍・福岡県=が殺人罪(有罪の場合、終身刑)などに問われた裁判で、昨年7月22日の事件発生から半年近く過ぎた現在も、罪状認否すら行われていないことが15日、分かった。松尾被告はフィリピン語、英語のいずれも理解できないため、法廷通訳が必要だが、マリキナ、サンマテオ両地裁ともに、通訳の手配ができていない。このため、公判の延期が続いており、松尾被告はマニラ新聞の取材に対し「状況が全く分からない」と話している。