被災地は今2
[ 1360字|気象 災害 (nature) ] 有料被災地から移った家族の中には生活のため離れ離れの生活を送っている例もある
台風オンドイ(16号)の襲来により、首都圏で最も甚大な被害を被ったマリキナ市。濁流に自宅を流されるなどした被災者の大半が、南へ40キロ近くも離れたルソン地方ラグナ州サンタロサ市の再定住地に移動させられた。この結果、仕事や学校などの都合から、家族が離れ離れの生活を余儀なくされるケースも少なくない。洪水の心配はなくなったものの、都心から遠く離れた再定住地では安定した仕事に就くのは難しく、収入の道を失い、途方に暮れる日々を送っている被災者もいる。