FAA格下げ
[ 938字|社会 (society) ] 有料民間航空局法案が成立。FAAの評価回復への法枠整う。6月に調査団招待へ
アロヨ大統領は四日、運輸通信省航空運輸局(ATO)を同省管轄下の独立機関とし、航空業界全体の安全規制整備を図る民間航空局法案に署名した。米国連邦航空局(FAA)は二〇〇七年十二月、ATOが国際民間航空機関(ICAO)の定めた安全基準を満たしていないとして、比航空会社所属機の「カテゴリー2」への格下げを決定、格上げ条件の一つに同法成立を挙げていた。同法制定はこれに対応する措置。同時に、比政府は六月、FAA査察団を招待して、安全基準検査の再実施を求めることを明らかにした。法的枠組みが整ったことで、今後の焦点は履行態勢へと移る。