和平討論会
[ 1394字|政治 (politics) ] 有料ミンダナオ和平に関する討論会が比大で開かれ、困難さがあらためて浮き彫りに
ミンダナオ地方でイスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)と国軍との戦闘状態が続く中、フィリピン大ディリマン校(首都圏ケソン市)で十九日午後、「戦闘に終わりはあるのか」(主催・フィリピン大など)と題する公開討論会が開かれた。エストラダ前大統領、ガルシア前政府側交渉団長の「元当事者」らも出席し、ミンダナオ和平問題の現状について出席者たちが各自の主張を展開した。しかし、武力行使の是非やイスラム国家樹立をめぐり主張が大きく異なるなど、共通の解決策は見い出せず、和平問題解決の難しさがあらためて浮き彫りになる形となった。