国軍将兵反乱
[ 1262字|社会 (society) ] 有料マカティ市のホテルを占拠、大統領退陣を要求の将兵300人が投降。19時間後に無血解決
国軍を離脱した反乱軍将校、兵士ら約三百人が二十七日未明、マカティ市中心街のグロリエッタ・モール内のオークウッド・プレミア・ホテル(兼コンドミニアム)に乱入、宿泊客、住人らを人質にする形で立てこもり、アロヨ大統領の退陣を要求した。政府は要求を拒否するとともに全土に「反乱状態」を宣言、投降を呼びかけた。同日午後十時前、アロヨ大統領は記者会見し、反乱軍二百九十六人(うち将校七十人)は呼び掛けに応えて順次投降、反乱は終了したと発表した。離脱兵による反乱は発生以来、十九時間後の無血解決となった。反乱軍は何陣かに分かれ、平服に着替えてホテルを退出したという。(4、5面に関連記事)