ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2003.7.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
卵農家立ち上がる
セブ州バンタヤン島でこのほど、鶏卵生産業者組合がセブ島の港湾近くに自前の倉庫を設置した。開設式でバンタヤン鶏卵生産組合のラリダ副理事長は「卸売り業者が卵価格を牛耳ってきたために、われわれは苦境に陥っている」と述べ、生き残りをかけて産直方式に転換した経緯を説明した。
同島の鶏卵業者約九十業者のうち、三十業者が組合に参加。組合員は鶏卵一個当たり五センタボの保管料を支払い、それを倉庫代やセブ島への運搬費用に充てている。
同副理事長は「ニワトリのえさ代は上がる一方。産直転換は死活問題だった」と訴えた。卵卸価格は現在一個二・六五︱二・九五ペソ。バンタヤン島の一日の卵生産量は約九千個だという。(21日・サンスター)