「ゴジラ」の犠牲となる比と沖縄 NY州立大・ベロー教授講演(上)
[ 3089字|社会 (society) ] 無料NY州立大のベロー教授が、大国間対立の手中にある沖縄とフィリピンについて講演
元下院議員で現在ニューヨーク州立大で教鞭をとるウォルデン・ベロー教授(77)が10日、沖縄で「半主権の危うさ―大国間対立の手中にある沖縄とフィリピン―」と題する講演を行った。米国における旧マルコス政権反対運動を主導したほか、鋭いグローバル資本主義への批判や反核・軍縮運動を理論的に支えたことで「比の知性」と称される同教授。台湾海峡を巡る米中対立が高まる中、比日が置かれる状況への同教授の分析について、概要を2回に分けて紹介する。(竹下友章)