父マルコス政権とは何だったか ジャーナリスト大野拓司氏講演(上)
[ 1993字|政治 (politics) ] 無料故マルコス政権期を経験したジャーナリスト・大野拓司氏がマルコス政権を振り返った。その内容の前半を紹介する。
アジア専門誌「REAL ASIA」編集部は7月30日、ジャーナリストの大野拓司氏を講師に招き、「マルコス元大統領の独裁政治とは何だったのか」をテーマにウェブ講演会を開催した。元朝日新聞マニラ支局長などを歴任した大野氏は、故マルコス元大統領の第2次政権~戒厳令期に当たる1970年7月~77年5月までフィリピン大の大学院生として同政権下のフィリピンを経験。現在、当時を知る数少ない邦人ジャーナリストとなっている。「ゴールデンエイジ」物語の虚実が拡散され、息子のボンボン・マルコス現大統領が父の背中を追う政策を打ち出す今日、自身の経験を交え故マルコス政権の実像に迫った。