司法批判
[ 1197字|政治 (politics) ] 有料アキノ大統領、「公共の利益に役立たない判決出している」と最高裁を痛烈批判
アキノ大統領は1日夜、有力財界団体のマカティ・ビジネス・クラブ(MBC)創立記念式典で演説した際、「最高裁が自己矛盾した振る舞いを続け、公共の利益に役立たない判決を出す状況下、行政府の長(大統領)としての職務を全うできるだろうか」と最高裁を痛烈に批判した。アロヨ前大統領=現下院議員、選挙妨害罪で起訴、逮捕=の出国阻止などをめぐり、大統領府と最高裁の対立先鋭化が指摘される中での司法批判。現政権に不利な判決・決定を連発する最高裁への不満が発言の背景にあるとみられるが、「三権分立の原則」や「司法の独立性」との絡みで最高裁判事らの心証がさらに反現政権へ振れる恐れがある。