赤痢集団発生
[ 1559字|社会 (society) ] 有料カビテ州トレスマルテス市一部で赤痢が集団発生、感染者157人に
ルソン地方カビテ州トレスマルティレス市で細菌性赤痢(シゲラ赤痢)が集団発生し、六月三十日から七月十三日までに住民百七十三人の感染が確認され、六百人以上が下痢などの症状を訴えた。感染原因の一つは上水道水とみられ、このため同市は住民に水道水の使用中止を求めた。また厚生省は集団発生地が首都圏に近いことを考慮して四日、集団発生した同市内のバランガイ(最小行政区)を「感染症流行地域」に指定、感染拡大防止対策を進めた。その結果、感染者の新規発生に歯止めがかかり、同指定は十二日に解除された。