ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2007.7.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
金山は死の山
金鉱の埋蔵で知られるコンポステラ州ディワルワル山麓のモンカヨ町で九日午後七時半ごろ、集中豪雨による土石流が発生して民家四戸を飲み込んだ。妊婦を含む三人が遺体で発見され、残り二人は行方不明のまま。国軍部隊などが出動しているが、堆積した土砂はダンプカー二十台分以上もあるという。
ディワルワル山では一九九九年に地滑りで金探したちが十四人死亡、〇五年十一月には落盤事故で少なくとも三十二人が死亡、昨年十月には落盤で炭鉱員十三人が約一週間生き埋めになって救出された。鉱山地質学局によると、同山は地盤が軟らかい上、長年の乱伐と乱掘で地滑りが起きやすくなっている。同局は住民を山の南西部に移すよう勧告している。(11日・インクワイアラー)