低公害ジプニー
[ 1525字|社会 (society) ] 有料液化石油ガスで走る低公害ジプニーがお目見え。普及の鍵は意識啓発と改造費
庶民の足、ジプニーに使用されている中古ディーゼルエンジンを改造して、排ガスを低公害化する新技術が三十日、首都圏パサイ市の世界貿易センターで始まった「運輸環境会議・展示会」(比ジプニー運行者・運転手連合財団主催)で紹介された。燃料を軽油から液化石油ガス(LPG)に転換することで粒子状物質(PM)の排出量がゼロになり、大気汚染防止への貢献が期待される。しかし、改造費がエンジン一基当たり二十万ペソ程度かかるため、政府による啓発活動や融資制度整備などが普及の鍵を握りそうだ。