違法滞在容疑の邦人男性 約1年半ぶりに保釈
[ 798字|社会 (society) ] 有料大使館、異例の身元保証
違法滞在容疑などで一九九七年一月から入国管理局に身柄を拘束されていた北海道旭川市出身の日本人男性(58)が二日、保釈された。保釈は、在比日本大使館員が身元保証人になり、保釈金を公費で立て替えるという極めて異例な形で実現した。大使館は「一日も早く収容所から出すという邦人保護の目的を果たすため、実際的な対応をした」と説明している。収容所には、男性と同様の容疑で一年以上身柄を拘束されている日本人が複数おり、今後の大使館の対応が注目される。