外資系鉱山企業が上場初日に株価6.2%下げる
[ 407字|2024.5.16|経済 (economy)|econoTREND ]
オーストラリア・カナダ系鉱山企業オセアナゴールド・フィリピン(OGPI)は13日、フィリピン証券取引所に上場した。鉱山企業による上場は10年以上ぶりで、比政府と財務技術支援合意(FTAA)を結ぶ鉱山企業の上場としても初めて。同社はヌエバエシハ州でディディピオ金・銅鉱山事業を運営している。上場に先立って新規公開株式の売り出しを行い、1株当たり13.33ペソで総額60億8000万ペソを調達した。調達した資金は2023年末時点で1億3500万ドルに上るとされる負債の返済に充てる計画。初取引の寄付きは1株13.34ペソだったが、終値は0.84ペソ安の12.50ペソと振るわなかった。レヒーナキャピタル証券のルイス・リムリガン氏は一部投資家が米国の4月インフレ率統計の発表まで投資を控えているほか、国際市場における鉱物資源価格の不安定な動向を嫌気してOGPI株への投資意欲が減退したと分析している。(14日・スター)