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1月8日のまにら新聞から

新しい年、新しい希望 人生は一度きり

[ 791字|2021.1.8|社会|新聞論調 ]

 全く何という年だったんだ、2020年は。世界中の何十億もの人々の生活がガラッと変わってしまった。私たちにとって毎日がまるで新たな挑戦となった。しかしながら、それはまた私たちに、良い行いをしたり、良い方向へと変えたりする機会を与える毎日でもあった。記録的な速さでの新型コロナウイルスワクチン開発もその一つ。感染流行の時を人としての克服、達成、節目にした人もあった。そうしたことを見落とさないようにしよう。

 そして今、2021年だ。私たち一人ひとりにとって新しい年に新しい希望がある。新年は私たちの多くが望んでいた再起動ボタンのようなものだ。その機会を与えられていることに感謝しよう。この1年を有効に用いよう。国にとっても、個人にとっても、多くのチャレンジが来ることはわかっている。

 この記事を読んでいるということは、あなたが2020年という年を生き延びた証拠だ。あなたは昨年世界中でコロナによって死んだ183万人よりも、昨年世界中で感染した8300万人よりも幸運なのだ。また、あなたが自宅で家族と共に大みそかを迎えたなら、昨年この国を襲った台風で、すべてを失い、今なお途方に暮れている人よりも幸運なのだ。

 終わることがないとさえ思われた1年を私たちは経験した。1年が20年にも思えた人もいたろう。しかし、私たちは新しい年を迎えた。だから、この1年を大切にしよう。苦境にある人を手助けする力が自分にあることを自覚しよう。公務員にその説明責任を果たさせよう。その怠慢は問い、良い仕事は大いにほめよう。

 「人生は一度きり」という言葉がある。この言葉を胸に、この1年を有効に用いようではないか。私たち自身、私たちの愛する者たち、コミュニティー、祖国、子どもたちの未来のために、少しでもより良い世界を作るために貢献しようではないか。(4日・ブレティン、グレゴリオ・ララザバル)

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