ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2010.4.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
河川浄化に向け新提案
ダバオ市当局はこのほど、市内を流れるダバオ川の水質調査を実施、その結果、特に下流部での有機汚染物質量が許容量を5倍も超えていることが分かった。これを受け同市環境保護局は、下流部を中心に「保護流域」に指定、水質浄化を早急に図るよう提案した。
同市は約10年前、金属加工など重工業型の工場の同流域からの移転・閉鎖を実施。現在問題なのは家庭から流れ込む生活排水。市内に上水施設などを建設、浄化策を講じているが、流域住民の増加などもあり改善していない。
今回の提案では生活排水に焦点を当て、住民への啓蒙と同時に、市内3カ所に浄化施設を新たに建設すると同時に、下水管敷設網を市内に張りめぐらすよう提案している。(17日・ブレティン)