ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2010.4.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
上水道水不足が深刻化
エルニーニョ現象のもたらす干ばつで、セブ市では電力・上水道水不足が深刻化している。同市浄水場による1日当たりの供給量が今月13日に15万立方メートルと、前年同期の16万立方メートルから1万立方メートル減少した。
同市が必要とする上水道水量は同35万立方メートルだが、市浄水場が提供できているのはこのうちのわずか40%に過ぎない。残りは水質の維持に懸念の高い井戸水などで補っているのが現状。
このため現在浮上しているのが新たなダム建設、井戸の追加掘削だが、水問題の専門家によると、新ダム建設には最低でも5年、長ければ10年が必要で、今の上水道水不足を早期改善は図れないという。市当局は打つ手がない状況に頭を抱えている。(16日・ビジネスワールド)