比LNGインフラ建設は今後も低調
[ 307字|2023.2.21|経済 (economy)|econoTREND ]
フィッチソリューションズの最新報告書によると、フィリピンの液化天然ガス輸入基地など関連インフラ建設事業は今後も低調な状況が続くとの見通し。比政府はこれまで年間計2170万トン分が貯蔵できるLNG輸入基地6案件を承認し、そのうちAG&Pとファーストジェンがそれぞれバタンガス州で進めている輸入基地は3月までに、またエナジーワールドが進めるケソン州の基地建設も年内に完工する予定。しかし、LNGを燃料とする火力発電所の増設が十分に進んでいないことから、発電企業とLNG供給契約を結んだケースがまだなく、LNG輸入が一気に拡大する見通しが立てられないことから、関連インフラ整備は遅れるとみられている。(19日・スター)