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[ 219字|1998.2.26|社会 (society)|econoTREND ]
S&Pがフィリピン債を格下げ
米国の格付け機関・スタンダ−ド&プア−ズ(S&P)はフィリピンの長期債の格付けをこれまでの「安定(適格)」から「不適格」へと修正した。理由は5月の大統領選の前後に政治家の人気取りのために財政運営が不安定になるとの見通しなどを挙げている。だが、政府関係者は「タイの金融危機すら予知できなかったのに、S&Pは厳密な分析に基づかず各国で格下げを行っている」とこれに反発、「アジア金融危機の克服こそフィリピンの信用の確立につながる」としている。