中央銀行の21日発表によると、3月単月の国際収支は20億ドルの出超(赤字)となり、前年同月の11億7000万ドルの黒字から赤字に転じた。対外債務支払いのためにドル建て外貨準備高を取り崩したことや貿易赤字が拡大していることが要因。これで1~3月期の国際収支が29億6000万ドルの赤字となり、2億3800万ドルの黒字だった昨年同期から赤字に転じている。比統計庁によると、今年1~3月期の貿易収支が83億ドルの赤字幅と前年同期の79億ドルから赤字幅がさらに拡大した。一方、3月期の総外貨準備高は1067億ドルとなり、前月2月の1074億ドルから7億ドルほど縮小した。しかし、3月の外貨準備高はモノの輸入とサービス支払い、第一次所得の7.4カ月分、国の短期債務支払いの3.6倍に相当する十分な水準を維持している。中銀は今年通年の国際収支が40億ドルの赤字になると予測している。(22日・スター)
3月国際収支が20億ドル超赤字
2025/4/24
経済