モール運営・不動産開発大手のSMプライムホールディングスは、商業モール施設の中や近接する事務所ビルの賃貸スペース需要が特に高いとして、今後も事務所ビル開発への投資を強化すると明らかにした。同社は、セブ市周辺とバコロド市での傘下モールに近接する事務所ビルの賃貸需要が強まっているとして、今年中に8万5千平米分の新規事務所ビルを増設する計画。同社の事務所ビル事業子会社SMオフィシーズによると、SMグループのモールに近接して建設されている事務所ビル群15カ所の賃貸スペース空き室率は5%のみ。特にビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)企業によるモール近接事務所ビル物件での需要が高まっている。SMオフィシーズは今年に首都圏パサイ市のモール・オブ・アジアにあるA級事務所ビル事業「EーCOMセンター」のビル6棟の開発事業に60億ペソを支出する計画。(17日・スター)
モールに近接した事務所ビルに需要
2025/4/21
経済