10月ホットマネー 4カ月ぶり純流出
[ 385字|2024.12.3|経済 (economy)|econoTREND ]
中央銀行によると、10月単月の短期外国ポートフォリオ投資(ホットマネー)は5億2968万ドルの純流出となり、前月9月の10億3000万ドルの純流入から流出に転じた。ホットマネーが純流出になるのは4カ月ぶり。リサール商業銀行のチーフエコノミスト、マイケル・リカフォート氏によると、地政学的リスクによりフィリピンからの投資引上げ圧力が高まったとしている。10月のホットマネー流入額は14億8000万ドルで前月比41.5%減少したのに対し、流出額が20億1000万ドルと同33.4%増加した。流出先は米国が最多で、8億8906万ドルと全体の44.2%を占めている。10月のホットマネーの54.5%は株式で、45.5%はペソ建て国債だった。1~10月期では25億ドルの純流入となり、前年同期の3億2819万ドルの純流出から大幅な流入傾向を維持している。(2日・マニラタイムズ)