7月ホットマネー 13.8億ドルの純流入
[ 366字|2024.9.4|経済 (economy)|econoTREND ]
中央銀行によると、7月単月の外国ポートフォリオ投資(ホットマネー)は13億8000万ドルの純流入で、純流入額としては前月の2726万ドル、前年同月の9億6158万ドルのいずれよりも大幅に拡大した。流入総額が前月比133%増の24億3000万ドル、流出総額が同1.9%減の10億5000万ドルだった。ホットマネーの93%は英国、米国、シンガポール、ルクセンブルグ、ノルウェーからで、流入総額の71%はペソ建て国債購入、28%は株式にそれぞれ投じられた。1~7月期では14億6000万ドルの純流入となり、前年同期の1億5730万ドルの純流入から9倍に拡大した。リサール商業銀行のマイケル・リカフォルト筆頭エコノミストは、ホットマネー投資拡大はフィリピン国債の格上げや好調な大企業の決算を好感したものとみている。(2日・マニラタイムズ)