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　農務省が国連食糧農業機関（ＦＡＯ）に申請していた農業・水産部門向けの技術協力事業３案件に対する100万ドルの無償供与が実施された。事業内容はエルニーニョ現象による被害を受けている農民らへの支援や養殖・海草生産、アグリフードシステム転換などの分野にまたがる。エルニーニョの影響を受けた農地向けの支援事業では特にコメとトウモロコシ農家のポストハーベスト設備供与や太陽光発電付き冷蔵施設、さらに太陽光発電付き灌漑（かんがい）施設の建設などが計画されている。農務省ではコメおよびトウモロコシ農家向けの乾燥機などのポストハーベスト施設の建設に必要な事業費として930億ペソを計上しているほか、冷蔵貯蔵施設の建設事業にも10億ペソが必要だとしている。（１日・ビジネスワールド）