ココバイオディーゼルペトロンが製造工場着工
[ 288字|2023.4.11|経済 (economy)|econoTREND ]
複合企業サンミゲル傘下の石油元売り最大手、ペトロンのラモン・アン社長兼最高経営責任者はこのほど、ココナツを原料とするココナツ脂肪酸メチルエスター(ココバイオディーゼル)を製造する工場建設を開始したことを明らかにした。政府が現在、石油製品に混ぜるバイオディーゼルの混合率を現行の2%から5%に引き上げることを検討しており、ペトロンもバイオディーゼルを自社生産する必要があると判断した。政府は従来、2021年中に混合率5%への引き上げを計画していたが、コロナ禍で延期されていた。アン社長によると、製造工場の生産能力は年産18万トン。2年後の完工を目指すという。(10日・スター)