復興住宅建設進まず
[ 311字|2016.7.25|社会 (society)|econoTREND ]
2013年のヨランダ台風で大きな被害に見舞われたパナイ半島の復興住宅の建設が大幅に遅れている。プロジェクトは11億7700万ペソの予算で4万2385戸の住宅を建設する計画で、米国際開発庁が資金供与。
しかし、本紙が入手した内部資料によると、アクランなど4州で、建設が完了したのは22・93%の9719戸と遅れている。現在、計画の15・01%に当たる6366戸が建設中だが、残り62・05%の26300戸は未着工という。
資料は、建設計画が被災世帯の実態を踏まえていないうえ、建設業者には環境アセスや都市計画に基づく許認可を得ないで請け負わせるケースもあるなど、計画のずさんさを指摘している。(20日・ブレティン)