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　西部ビサヤ地域のイロイロ市にあるサンペドロ要塞が、近く政府系の建物に生まれ変わることになった。

　サンペドロ要塞は、スペイン占領当時の歴史的建築物として知られており、公園を含めて建物が歴史博物館として使用され、外国人観光客も多く訪れる地となっている。フィリピン中央銀行が市から建物部分を購入することが本決まりとなり、７月にイロイロ市とテタンコ中銀総裁が購入覚書に調印したという。

　西部ビサヤ地域での投資促進とビジネスの活性化を進める中銀の新たな拠点として、要塞を「復活」させるという奇抜ともいえるアイデア。購入価格は明らかにされていないが、中銀は関係職員の人事異動で多くの行員を配置する計画を立てている。（31日・ブレティン）