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韓国政府は、フィリピン政府が今年９月、韓国企業10社に対し、プラスチック製品の原料となるポリプロピレン樹脂を比市場でダンピング（不当廉売）しているとして制裁措置を講じたことは「公平性を欠く」と主張、世界貿易機関（ＷＴＯ）に提訴する方針。10社は、本国での価格を最大で40％下回るトン当たり450—600ドルで販売していたという。これに対して韓国側は、「韓国製が比市場に与えた影響は薄い」などと反論、反ダンピング措置を不当としている。ＷＴＯが韓国側の主張を認めた場合、比は韓国に対し賠償金を支払うことになるとみられる。