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[ 259字|2000.11.14|社会 (society)|econoTREND ]
□年内に不良債権率が16%に上昇
ブエナベントゥーラ中央銀行総裁は、年末までに国内商業銀行の貸出金融資産(貸付金総額)に占める不良債権(焦げ付き融資)の比率が16%台にまで上昇し、ピークを迎えるとの予測を示した。理由は、金融機関が貸し渋る傾向にあることに加え、金利上昇や石油製品価格の値上がりなどで経営が悪化、負債の返済に行き詰まる企業が増加すると予測されるため。しかし、来年1月以降は、金利の引き下げ実施によって不良債権比率の上昇に歯止めが掛かるという。今年8月末現在の不良債権比率は15.31%。1997年7月の通貨危機発生以来、最高値を記録した。