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[ 291字|2000.11.11|社会 (society)|econoTREND ]
□中銀、タン氏にPNBへ100億ペソ注入を要求か
中央銀行は、フィリピン・ナショナル・バンク(PNB)の筆頭株主であるルシオ・タン氏に対し、同行の経営再建のため2001年度に100億ペソ規模の資金を注入するよう要求するもよう。タン氏はすでに今年10月上旬、PNBが株主を対象に発行した新株100億ペソ相当を購入している。同行は先に中銀とフィリピン預金保険機構(PDIC)から総額250億ペソの緊急融資を受けたが、この融資の返済期間を90日間から8年間に大幅延長するよう要請している。同行は、タン氏が落札した政府保有同行株を返還する、との報道が出た直後から預金の引き出しが殺到。その額は1日当たり最大で30億ペソにも上っているいう。