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[ 242字|2000.11.9|社会 (society)|econoTREND ]
□メラルコが産業用電力値下げへ
マニラ電力(メラルコ)は、半導体、鉄鋼、セメントなど電力集約型産業への電気料金を値下げする方針。エネルギー調整委員会の承認が得られ次第、実施する。値下げ幅はキロワット時当たり10—70センタボになるもよう。フィリピンの電気料金は、アジア地域では日本、香港に次いで高価とされている。このため各企業は、安価な電力を調達するため、①自社発電施設を建設しメラルコとの契約を解約する②工場の海外移転——を検討しているという。メラルコは、企業がこれらの措置を講じるのを防ぐため値下げに踏み切った。